潤ってば
イメージとのギャップが大きすぎて
なんだか拍子抜け
まさかこんなイジメっ子だったなんて!
「わたし、谷君のこと迎えに行ってくる」
そう言って歩き出すと
潤が追ってきた
「あれ?ハルちゃん怒っちゃった?」
口調は楽しげ
憎めないんだけど…
なんか悔しいっ
わたしは潤を無視して歩いた
「ごめんごめん。
ねーハルちゃん」
横目でにらんでみる
すると潤はようやくからかい口調をやめて
「ハルちゃんがあんまりカワイイんで
つい調子に乗っちゃいました」
かっ…
「そゆこと言わないのっ!」
結局からかわれてるんじゃんっ
「ピュアだなぁ…」
なぜか感心してる潤
もうっ
調子狂うなぁ…