その頃になると

福岡君という人は

わたしの中で神様みたいな存在になっていて

恋とかいうより

尊敬の念が強くなっていた



憧れの人

ということには変わりないけれど



わたしは新しく始まった高校生活を楽しんでいて

やっぱりレベルの高い高校だけに

授業についていくために

勉強にも忙しかった



そんな生活の中で

偶然福岡君を見かけることもあったけど

いつの間にか茶色くなった髪の毛と

コンタクトにしたのか眼鏡もなくなっていて

なんだか不思議な気分だった



もちろん

かっこいいことに変わりはないんだけどね