次に言葉を失うのは

わたしの番だった






谷君に



ステラレタ






橋本さんの声が

頭を強く殴って



鈍く反響する






手応えを感じたのか

笹川さんと橋本さんの顔が

得意気な笑みに変わる



そして容赦なく

わたしの傷口を

えぐり始める