初めて会った時は

怖くて

でもかわいくて

本当はいい人なんじゃないかって



それだけだった



男の子として

好きになるかどうか

正直

その時はわからなかった



でも

谷君を知るにつれて

少しずつ

少しずつ

惹かれていったんだ



無邪気な笑顔



不器用な優しさ



わたしを想ってくれる気持ち



すべてが

愛しくて



わたし

いつの間にか

夢中で恋してた



初恋の人が現れても

谷君を好きな気持ちが

揺らいだりはしなかった



「谷君が好きだよ…」



その気持ちに

嘘はない