「おはよー」

「…何で?」

目の前には瑛がいた。
え、ちょっと待って。何で部屋にいるの?

「彼氏だから」

「いや、ちょっと待って。今、パジャマだし…着替えるから」

「分かった」

そう言って、出て行くかと思えば正座してじっと見てきた。

「着替えたいんだけど?」

「うん。ほら、どうぞ」

目の前で着替えろと?
もう、朝から何言ってんの!

「手伝う」

「は?へんた…」

パジャマのボタンに手をかけた。

え~!やめてって、ホント!

瑛の手をつかんだけど、力が強くて全部のボタンを外された。

「ちょっと!」

「下着もピンク?好きだね」

「もう!」

瑛を廊下に出して、鍵を閉めた。