翌日、女子は執事服を着て、男子はメイド服。

「似合ってんじゃん、さすが元男!」

和哉が私にそんなことを言った。

「最低!バカ!」

そっちこそ!

に、似合ってんじゃん。女の子みたいで悔しい!

「馨、どう?」

瑛がカーテンを開けて出てきた。

…ええ!?
可愛い、可愛い、可愛い!

「可愛いっ!」

「そう?これでデートしてみる?」

「やっ、遠慮します」

それに今日は…デートなんかより、もっとすごいやつやるじゃん。


『デカ告白!カップルできるかな?』


誰が作ったのよ、こんなの。
おかげで私も出ることに…最悪。