「休憩時間、一緒だよね?」

「ああ。明日も一緒」

そっか。じゃ、一緒に行けるね。

「西宮さん、笹野!そろそろだよっ」

クラスの人から呼ばれて、私達は早速準備を始めた。

メニュー持って、笑顔OK。

扉が開く。

わぁっと大きな歓声が響き、私達はお辞儀して言った。

「いらっしゃいませ!」

男の人も多いけど、女の人も多い。

「いらっしゃいませ、ご注文は何にしますか?」

「おお、可愛い!」

「彼氏います?」

「あはは」

笑って聞き流した。彼氏とか関係ないじゃん。
注文聞いてるんだから、何にするか言いなさいよ。

メニューを渡しながら、教室に入ってくる人達にいらっしゃいませ。と言い続けた。