「涼しい?」

「そう思う?」

「いや。じゃ、俺も」

瑛はまたバケツに水を入れて自分にかけた。

「ちょっ、バカじゃない?!」

「いいじゃん。冷たくて気持ちいい」

「ぷっ…も~」

私達はお互いを見ながら笑い合った。

「なぁ、馨」

「ん?」

「透けてる」

「…ぎゃあっ!?」

下着見えちゃってた!
最悪っ、よりによって瑛に見られたぁっ!!

「…瑛?」

勢いよく瑛が抱き着いてきた。
え…ちょっと、この状況やばいんじゃ?