「まぁ、まぁ。じゃ行くか」

バイクに乗って、カラオケやゲーセン、雑貨屋などに行って私達は楽しんだ。

「そろそろ帰るか」

「うん、そうだね」

時計を見ると、20時はとっくに過ぎていた。

20時43分。

もう待ってないよね。ていうか、気にすることないじゃん。

「送ってくよ」

「え、ホント?ありがとー」

バイクに乗って、私の家まで送ってもらった。

まだ微かに瑛から甘い匂いがした。香水かな?
でも、香水っていうか甘いものばっか食べてるからついたのかな?


家に着くと、瑛は私の頭を撫でて帰って行った。

瑛みたいな人が彼氏だったら、私…幸せだったかな?