「あ、馨。あのさ…昨日は…ごめん」

「いいよ。ねっ、それよりパフェ食べに行こうよ」

「なら、昨日のとこがいい。チョコパフェとイチゴパフェとメロンパフェ」

「な、何で俺がメロンパフェが好きだって…」

「いつもメロンの匂いがする」

あ、ホントだ。
メロンの匂いだ。いつも食べてるのかな?

「じゃ、私の場合は?」

「イチゴミルクとか、イチゴゼリー、イチゴのシャーペン見たから」

あ…私、お昼ご飯にはいつもイチゴミルクとイチゴゼリー食べてるし、シャーペンも持ってる!

よく見てるんだ。すごいなぁ。

「じゃ、今から行く?」

「朝から!?しかも、もう少しで授業始まるよ?」

「いいじゃん。食べに行こ」

私と和哉の腕を引っ張って、走り出した。

速いってぇぇぇ!!