ドキンッ

な、何でそんな笑顔なんだよ!!

結崎はありえないくらい優しい顔で笑ってる。

とうとう頭おかしくなったのか?

「会いたかった...。」

はぁ?

さっきからずっと目の前にいたじゃないか。

「ちょっと手離せよ。」

「離さない。」

ギュッて結崎に抱きしめられた。

「何すんだよ!!離せっ!!」

「やっと捕まえたんだ。離さない。」

どーゆーことだ。

もしかして結崎の言ってたアイツって舞華蘭の私ってことか!?

ってことは結崎の好きな奴って私!?!?

急にドキドキしてきた。

結崎の腕の中暖かいし、なんかいい香りがする。

って待て待て!!