ガチャ

!!誰だこのメガネ男。
鍵かけてたのに入ってきたってことは、こいつも鍵持ってるの?

「誰お前?なんでここにいるんだ?」

メガネ男がこっちに気付いて近付いてくる。

それはこっちのセリフだ。

「てめぇこそだ....じゃなくて私七塚蘭華といいます。ここの鍵は母からもらったの。あなたは?」

危ない危ない。

いつも通りに答えたらマズいし。

ニッコリ微笑んでるとメガネ男は私のこと無視してタバコを吸い出した。

むかつく....
こいつ自分から話しかけといて無視かよ!

ってゆーか坊ちゃんがタバコ吸うなよ!

アホらしい。美姫のとこ戻ろ。

「おい。」

屋上から出ようとしたらメガネ男に呼び止められた。

何なんだよっ!!

相手するのも面倒だけど、いちおーお嬢様しなきゃいけないから振り返ると

「七塚ってあの七塚グループ?」

「そうですけど何か?」

ってあんた近付きすぎじゃない!?

メガネ男がどんどん近づいてきて、気付くと壁とメガネ男に挟まれていた。

ちょっと!!何がしたいんだこいつ!!!

殴っていいですかーー!?!?