「いやだわおばあ様ったら。不良とお付き合いだなんて...私まだ殿方とお付き合いしたことないんですよ。」

ホホホっと。

「それなら安心だわ。ね、あなた?」

「そうだな。蘭華にはちゃんとした結婚相手を用意してやるからな〜ハッハッハッ」

花婿!?ちょっと待てよ!!結婚相手くらい自分で選ばせてよ!!ってゆーかまだ結婚したくないし!

ッチ。
こんなことなら舞華サンが怖くても脱走してやる!!

「お父様、蘭華はまだ17歳ですよ。まだ結婚は早いわ。お父様もすぐ蘭華と離れるのは嫌でしょう?」

「確かにそうだな。今まで会えなかったのにすぐ離れるのは寂しいから、この話は蘭華が成人してからにしよう。」

はぁ〜良かった。
脱走するのは成人になってからだな。