コソコソっと二人で部屋を出て一階に降りる。

みんな舞華サンに捕まってて、彼女の武勇伝を聞かされてる。

可哀想に。あの話長いんだよね〜。

「ちょっとよろしいかしら?ここは舞華蘭の溜まり場かしら?」

お嬢様っぽく美姫が言う。

「誰だテメェ!ここはおまえ等がくるようなとこじゃねぇ!!」

あらあら。やっぱり私達って気づかないんだ。
舞華サンは気づいてるみたいで笑いを耐えてる。

「私達【華姫】ってチームなんだけど、あなた達の頭出していただけるかしら?」

「はぁ!?テメェ馬鹿か!!はいそうですかって蘭華サン出すわけねーだろっ!」

「あなた達随分その蘭華サン?を慕ってるみたいね〜。」

クスクス笑いながら美姫が意地悪そうに聞く。

「あぁ!?当たり前だろっ!蘭華サンは綺麗で強くて最高の頭だっ!!」

あんた達可愛いこと言うわね。キスしてあげようか(笑)