そこには真っ白なワンピース。黒いストレートのウィッグまである。

「絶対似合わないっ!ってか着たくないっ!!」

横で美姫が大爆笑。

「ぷぷぷ...いいじゃん蘭華着てみなって!案外似合うかもよ〜クスクス」

人事だと思ってこいつ!!

「美姫の分もあるわよ〜。」

舞華サンの言葉に美姫が止まる。

「多分蘭華は美姫がいないと転校しないと思って、美姫の分も準備してたのよ。」

さすが舞華サン。娘のことをよく分かってるね。

「じゃあ着替えがすんだら呼んで。私は下であの子達の躾してくるから。」