「杷琉ねぇ、マフラー忘れてる!今日忘れたら地獄だよ!!」 外に出ようとすると、桃花が私のチェックのマフラーを持ってきた。 「あッ忘れてた…ありがと、桃花。」 あたしはマフラーを受け取って、桃花にお礼を言った。 「杷琉ねぇは寒くない?冬、嫌いじゃないの?」 大げさに手をこすりあわせながら、桃花はあたしに聞く。