「リュウ」




  上の橋まで行ったらリュウがさみしそうな顔で



  川を見ていた






「あ、奈瑠…


 いきなりごめんな」




「ううんっ

 大丈夫…だけど…


 話って何??」





「…えっとさ…






  奈瑠は今、好きなヒトいる??」






「え?」





    好きな人…。




  いきなりそんなこと聞かれて



   なんて答えていいのかわからなかった。