しかしあれだけ他人に募金を呼びかけながら、あのイエロー集団は、一体いくら恵まれない子供たちという漠然とした同情を誘う存在に




現金という名の愛情を差し出したのだろうか?




本当は一円も出してない人間も居るんじゃないのか?



そんなひねくれたことを考えながら私はとうとうイエロー集団に近づいた。




「募金お願いしま〜す」




ショッカーのように私の目の前にさっと現れ、行く手を阻むイエロー集団の一味



大仏を思わせるパーマに存在感のある肉厚な体型




おばちゃんイエロー参上だ。