そんな様子を見ていたら、希穂が来た。

「おっはよ-。瑠依。ね-昨日の話覚える?」

ん?なんかあったっけ…
私は考え込む。

「忘れたの?も-…。遠都君のアドレスです-。」

すっかり忘れてたよ。

「ごめんごめん、忘れてた。今聞いてくるわ。」


そう言って私は教室を出て行った。
菊華君と平澤君が話してる方を一度見てから――