「舞ちゃん可愛いし、啓クンも何気にモテてるしね。・・・あぁ、いいなぁ・・・。あたしも彼氏ほしーぃ☆」
彼氏なんか、勝手に作れといいたいところだけど、俺と舞は断じて付き合ってなんかいない。ただ、舞のほうはまんざらでも無いようだ・・・。
「啓、あたし達ウワサされちゃってる??どーしよ?勢いに乗って付き合っちゃう????」
何で俺が勢いでお前と付き合わにゃならんのだ・・・・。そう言いたいのを必死で我慢して、軽く流す。
「舞にはもっと良い男が沢山いるし」
「そーぉ?あたし、啓がいいなぁ・・・。」
誰か助けてくれ。
舞なら本当に付き合いかねない。
神にもすがる思いで祈ったとき、現れたのは・・・。
舞よりもウザい奴、鈴木 尚人だった。