「……浮気?」
陽葉がぼそりと呟いた。
「……そう思う?」
陽葉がもらした言葉に否定を出来ない自分がすごく悔しい。
「ごめんけど、ここまで結衣と会ってなくて、拓也君がなんともないならそう考えてしまいます、わたくなら。」
「だよねえ…、」
「それに、昔拓也君すごい遊んでたから。結衣と付き合いだしてから変わったと思ったんだけどな。」
しゅん、と悲しげな顔をする陽葉。
陽葉にこんな顔させやがって拓也め……。
パカッと携帯を開ける。
―――
拓也~(;ω;)
最近会ってないから
すごい淋しい…
ほんの少しでも
良いから今日会えない?
―END―
―――
こんなメールいつもなら絶対送らない。
自分でうったのに気持ち悪くて鳥肌が出そうだ。
浮気してるなら突き止めてやる。
数分後、拓也から返事が帰ってきた。