『PM8:00~城内2階・ジョーの部屋~』

「…コンコン、コンコン…」

(…?…誰だろ?)

「…はい?」

ジョーは目を擦りながらベッドから起き上がり返事をした。

「ガチャ…」

「失礼します。J様、お食事の準備が出来ましたがいかがなさいますか?」

そう言いながらメイドの湯川正美が笑顔で部屋に入って来た。

ジョーはアクビ混じりに腕時計で時間を確認した。

(…もう、そんな時間なのか…結構寝てしまっていたんだな…)