「あっ!!ねぇ、ジョー!アレじゃない??あの大きな古城!!」

冴子はラジオを切り大きな声で峠の先を指差した。

(…オレの…ドリーム・コークトが…)

ジョーは泣きそうな顔をしながらその先を見た…

…すると、そこには…

「なっ、なんだアレ??浮いてる、完全にこの辺りの風景にミスマッチだ!!」

ジョーはあまりの違和感に驚いた。

(…ど、どんな奴があの城の主(あるじ)なんだろう…それに…引っ掛かるんだよなぁ…冴子のヤツ…なぁんでテンション高めなんだろう…ぜ~ったい、なにか理由がありそうな…っていうかオレのドリーム・コークト…)

ジョーの様々な気持ちとは裏腹に、NSXは古城へと向かい辿り着いた…