冴子はジョーに歩み寄り聞いた。そんな冴子にジョーは…

「…これが…真実なんだよ…そこにいる月影成一の名を名乗っていた男は正真正銘、月影成一さんの息子…月影成太だったんだよ…」

「…っ…チョット待ってっ!!じゃあ、今までどうして本物の月影成一さんはワタシ達の前に現れてくれなかったの??」

「…それは…オレ達がこの城に来る前まで話を戻さなければならないんだ…」

ジョーはそう言いながら軽く目を閉じた…