「…もう…気が済んだだろう?…成太(せいた)…これが、お前の欲しがっていた…ワシの遺産だよ…」

「…!!…っ…」

月影成一は自分の名を名乗っていた男を見つめながら声を掛けた。それに対し、その男は…

「…これが…遺産?…ハ…ハハハ…笑わせないでくれよ…なぁ…父さん…」

「!!!!!」

「…ジョ、ジョー…一体…どういう事??」