ある日耳にした噂

あなたがあの子にフラれた

チャンスだと思った私は卑怯だろうか



でもどんな手を使っても

あなたに振り向いてほしい


勇気をだしてあなたに話かけた

あなたは私の名前を知っていた





すっごく嬉しかったなんて

気持ちは

今も私の胸のなか...



これをきっかけにあなたと

友達になれた

恋人なんて贅沢は言わない


あなたの近くにいられるだけで

私は幸せなの...


けどある日聞いてしまった

あなたに好きな人がいると...

頭が真っ白になった

どうすればいいかわからなくて

とにかく走って走って

辿り着いたのは家だった



あなたになにを言われるか

怖くて学校に行っても

ずっとあなたを避けていた



けどある日

あなたに呼び出された

怖かった

「俺好きな人できた」

予想どおりの言葉が

あなたの口から

私を傷つける刃となって

出てきた



「そうなんだ...」

そういって立ち去ろうとした

私の腕をつかんだあなた







そのまま私を抱きしめたあなた




ずっとそばにいる

を読み込んでいます