「そうなんだ...」

そういって立ち去ろうとした

私の腕をつかんだあなた







そのまま私を抱きしめたあなた












「俺はお前が好きだ」








涙が溢れて止まらない

大好きなあなたの顔が

涙で歪んで見えない




「泣くなよ」

そう言って私にキスを落とした

優しく、そして極上に甘い



とろけるようなキスを...




大好き、大好き、大好き

それしか出てこなかった

あなたが好きすぎて...

どうすればいいか分からなかった




ようやく涙が止まってきたころ

あなたが不意に口にした



「お前は俺のこと好きなの?」




恥ずかしかったけど

あなたに私の気持ちを伝えたかった

大きい声で

世界中の人に伝わるように









「私はあなたが好き...!」