そのあとのことは
よく覚えていない。

泣きじゃくって
ゆうきくんが家まで送ってくれたことしか
思い出せない。


次の日・・・


「さくら・・・大丈夫?」

あたしの真っ赤な目をみて
お母さんが心配してくれた

「大丈夫、大丈夫!!!
いってきま~す!!!」

はぁ・・・
学校なんて行きたくないよ・・・

そう想いながら靴をはいて
家を出ると・・・

「よっ!」

ゆうきくんが家の前で立っていた。

「ゆうきくん!!!
どうしたの・・・?」

「ん~一緒に登校しよう思って」

ゆうきくん・・・
優しい人だな・・・

「ありがと」

「ん。どういたしまして」