「てめぇっ!
いい加減にしろっ!!」

なぐりかかる勢いで
ゆうきくんがりょうに怒鳴った


りょう・・・
もうあたし・・・、限界だよ・・・。

「ふざけんなよっ!!
さくらが苦しんでるのが分かんねぇのか!!」

そんなゆうきくんの言葉をさえぎった。

「ゆうきくん・・・!!ありがとう・・・
でもしょうがないよ・・・
りょうはあたしのこと好きじゃないんだから・・・」


こんなこと言いたくなかった。

でも仕方なかった・・・。

告白をOKしてくれたのは
あたしに対するりょうの優しさだったのかな・・・?

「ごめんね・・・りょう
あたし・・・お荷物だっだでしょ・・・?

気がつかなくてごめんね・・・」

「さくら!!!」

りょうがあたしの名前を呼んだ。

もう呼ばれることはないんだろうな・・・


「ゆうきくんっ!帰ろっ!!!」

そういってゆうきくんの手を引っ張った