海斗さいど

 観覧車に乗る番になった。

 「観覧車ってなんかロマンチックだよね」

 「そうかぁ~?」

 「うん。なんとなくだけど・・・」

 「なんとなくかよ」

 「いいじゃん」

 「はいはい」

 「うわー見てよ海斗。すんごくきれー」

 気が付いたらもう天辺まで来ていた。

 「空」

 「ん?」

 ちゅっ

 俺は空にキスをした

 「ちょっとー何してんのよー」

 「いいじゃんちょっとくらい」

 「ちょっとじゃないよー」