ユウちゃんはチケットをあたしの手に置いた。

そこには、あらかじめ用意されていた二枚のチケット。


「コレ、一樹といくんじゃないの?」

「……はっ?」


ヤバイっ!!
――…地雷踏んだ!?



ユウちゃんの優しかった顔が、みるみるうちに鬼に!!


「一樹が、なんだって?」



ひーん…っ
――…聞いちゃいけなかった?