午後18時。
神社のお祭りを僕らは楽しんでいた。
祭囃子が暮れた町に響き渡る。
僕と有希は宇宙の為に射的でうさぎの人形を狙っていた。
その隣で彼女は「二人とも頑張れ」と応援している。
パンッ!パンッ!
数発の音が響いたがどれも人形の横を通りすぎていく。
結局、一つもとれず店のおじさんがおまけだと言ってくれた。
宇宙は目を細めて笑い、「ありがとう」と言った。
二人照れながらいつもの川に向かった。
神社を出る頃には夜空に星が輝いていた。
水面に映る満月を眺め今日を振り返る。
「すごく楽しかったよ!ありがとう、春君、有希君。」
「僕も楽しかったよ!!身体は大丈夫?無理してない?」
今更だったかな?と思ったが宇宙は気にしてないように「大丈夫だよ」と答えた。
祭りの後というものは凄く寂しいもので。
続く言葉が見つからず、静寂が辺りを包んだ。
明日からまた学校。
宇宙に逢える時間が少なくなってしまう。
それが寂しくて、また約束をする。
「宇宙、また一緒に遊ぼうね…」
その約束に「また遊ぼうね」と宇宙は約束してくれた。
一台の車が止まる。
宇宙の家の車だった。
「じゃぁ、またね」と笑顔で告げ、宇宙は帰っていった。
それが、宇宙と交わした最後の言葉になるとは
この時は思いもよらず、次は何処で遊ぼうかと僕は考えていた。
神社のお祭りを僕らは楽しんでいた。
祭囃子が暮れた町に響き渡る。
僕と有希は宇宙の為に射的でうさぎの人形を狙っていた。
その隣で彼女は「二人とも頑張れ」と応援している。
パンッ!パンッ!
数発の音が響いたがどれも人形の横を通りすぎていく。
結局、一つもとれず店のおじさんがおまけだと言ってくれた。
宇宙は目を細めて笑い、「ありがとう」と言った。
二人照れながらいつもの川に向かった。
神社を出る頃には夜空に星が輝いていた。
水面に映る満月を眺め今日を振り返る。
「すごく楽しかったよ!ありがとう、春君、有希君。」
「僕も楽しかったよ!!身体は大丈夫?無理してない?」
今更だったかな?と思ったが宇宙は気にしてないように「大丈夫だよ」と答えた。
祭りの後というものは凄く寂しいもので。
続く言葉が見つからず、静寂が辺りを包んだ。
明日からまた学校。
宇宙に逢える時間が少なくなってしまう。
それが寂しくて、また約束をする。
「宇宙、また一緒に遊ぼうね…」
その約束に「また遊ぼうね」と宇宙は約束してくれた。
一台の車が止まる。
宇宙の家の車だった。
「じゃぁ、またね」と笑顔で告げ、宇宙は帰っていった。
それが、宇宙と交わした最後の言葉になるとは
この時は思いもよらず、次は何処で遊ぼうかと僕は考えていた。