8月30日。
今日は有希と外に出かけた。
二人で協力して宿題を終わらせ、宇宙と出逢った川へ行った。
橋の真ん中から川を臨む。
ふと天使の歌声が聴こえた。
「宇宙!!!」
僕は宇宙の名前を大声で呼ぶ。
歌声は途切れ、綺麗な顔がこちらを向き微笑む。
「ふ~ん、彼女が宇宙ちゃんね」
横で有希が呟いたのも知らず、僕は宇宙に向かってぶんぶんと手を振っていた。
まさか、偶然逢うとは思わず、ガラにもなく『運命』なるものを感じた。
宇宙のいる場所まで有希と共に走っていく。
白のワンピースに白の日傘、そしてりんご。
宇宙はいつもと同じ格好で座っていた。
「偶然だね、宇宙!!
あっ、こいつが僕の友達の佐藤有希!!前に紹介するって言ってた親友だよ。」
「初めまして、宇宙ちゃん。話はハルから聞いてるよ。」
軽く自己紹介し合って逢っていない時間を話し始める。
夏休み前半はゲームをして遊んだこと。
そのおかげで、さきほどまで宿題に追い込まれていたこと。
海に行ってクラゲを捕まえて親に怒られたこと。
毎日のラジオ体操が面倒だということ。
夏の思い出という思い出を宇宙に話した。
彼女は微笑みながら静かに聞いてくれた。
明日は夏休み最後、思い切り遊べるのも明日で終わりだ。
ここで一つ、有希がナイスな提案をする。
「明日はすぐそこの神社でお祭りがあるんだよ!!
3人で行こうよ!!!」
毎年夏の終わりにお祭りがある。
町の子供達がほとんどと言っていいほど集まるお祭り。
夏の終わりを告げるお祭り。
「行こうよ、宇宙!!
学校を案内してからお祭りに一緒に行こ?」
最初宇宙は困っていたが、「お母さんに聞いてみる」と言いとりあえず約束した。
夏休み最後の日。
僕は最高の日になると思っていた。
今日は有希と外に出かけた。
二人で協力して宿題を終わらせ、宇宙と出逢った川へ行った。
橋の真ん中から川を臨む。
ふと天使の歌声が聴こえた。
「宇宙!!!」
僕は宇宙の名前を大声で呼ぶ。
歌声は途切れ、綺麗な顔がこちらを向き微笑む。
「ふ~ん、彼女が宇宙ちゃんね」
横で有希が呟いたのも知らず、僕は宇宙に向かってぶんぶんと手を振っていた。
まさか、偶然逢うとは思わず、ガラにもなく『運命』なるものを感じた。
宇宙のいる場所まで有希と共に走っていく。
白のワンピースに白の日傘、そしてりんご。
宇宙はいつもと同じ格好で座っていた。
「偶然だね、宇宙!!
あっ、こいつが僕の友達の佐藤有希!!前に紹介するって言ってた親友だよ。」
「初めまして、宇宙ちゃん。話はハルから聞いてるよ。」
軽く自己紹介し合って逢っていない時間を話し始める。
夏休み前半はゲームをして遊んだこと。
そのおかげで、さきほどまで宿題に追い込まれていたこと。
海に行ってクラゲを捕まえて親に怒られたこと。
毎日のラジオ体操が面倒だということ。
夏の思い出という思い出を宇宙に話した。
彼女は微笑みながら静かに聞いてくれた。
明日は夏休み最後、思い切り遊べるのも明日で終わりだ。
ここで一つ、有希がナイスな提案をする。
「明日はすぐそこの神社でお祭りがあるんだよ!!
3人で行こうよ!!!」
毎年夏の終わりにお祭りがある。
町の子供達がほとんどと言っていいほど集まるお祭り。
夏の終わりを告げるお祭り。
「行こうよ、宇宙!!
学校を案内してからお祭りに一緒に行こ?」
最初宇宙は困っていたが、「お母さんに聞いてみる」と言いとりあえず約束した。
夏休み最後の日。
僕は最高の日になると思っていた。