耳元で囁かれたその言葉。



吐息が耳にかかって余計恥ずかしい。




『…ふぁ…?』




「ッあ!やべぇ!今俺の顔見ないで!」




そういわれると余計見たくなる。




愁弥の腕からすり抜けて覗き込んだ。



『…えへへッ!可愛い!』



愁弥は耳まで真っ赤で



汗が少しにじんでいた。




「だから見るなって…。」



チュッ




初めて私からキスをした。




これが私の答え。



不意打ちのキス。