「んまかったなぁ…!」



『うん!』



着いたのがお昼。


ラーメンを食べてから色々回っているうちにあっさりと夕方になった。




『時間がたつのって早いね。』



「うん。そろそろホテル行くか。」



『うんッ。』




夕焼け空を背にして



私たちはギュッと手を繋いだ。



すぐに離れてしまわないようしっかりと…。




「…なぁ…。」



『ん?』



「付き合って…どれ位?」



『えッ?1年だよぉッ!』



逆光で愁弥が神様に見えてくる。




「へ~ぇ。早いねェ…。」