『…ってこんなトコにいても菜穂チャン心配する―――。』


立ち上がって控え室を目指す。



――――――――――――。



『菜穂ちぁ…』


「もー!心配したよー!どこ行ってたの?」


『あはっ?ごめん。ちょっとトイレー!』


「本当に?まぁいいや、さぁ帰ろう。」


『うん...』



菜穂チャンに本当のことは言えなかった。


変な心配されたら困るから。


菜穂チャンだけには心配されたくないしッ!


…てか色々心配掛けてるかぁ…