『…ぅ…ぅあぁぁあぁん!!!!ヒクッ…グスッ…』



見たこともないような真剣な顔。



『会いたかったよぉぉ…。』



私が素直に発した一言に愁弥は驚いたように目が丸くなったけど



「ほら、まずこれで拭けよ。」


と、ティッシュを私に手渡してくれた。


『う゛~…。ありがとぉ…。』


涙と鼻水でグチャグチャになった顔をティッシュで拭いた。



「…ごめんな?」



『…。いいよ。…もうあの子の所に行っても。』



「は!?」




愁弥…。



私はもう知ってるんだよ?




もう、嘘つかなくてもいいんだよ?