「見てれば分かるよ。いっつもケータイの待ち受け眺めて…。」 私の待ち受けは前の連ドラの1シーンのもの。 私と愁弥が手を繋いで遊園地を歩いてるところ。 笑顔の2人。 眺めてると、私もこんな風になりたいなぁ...って思う。 『愁…弥…。』 「電話、したら?」 菜穂チャンの言葉に私は首を横に振った。 「まだ前の恋引きずってんでしょ?」