『いやいや、無理だって!』


「何でぇ?」


『…菜穂チャンメイク落としてから寝てないの?』


「…あ、そっか。」


菜穂チャンはかなりの天然。


もしくはおばか。


けど、一応レベルが高い大学には通っていたそう。


『菜穂チャン、今日の予定は?』


「えーっと、今から雑誌HONEYの表紙撮影で、そのあと取材で、それが終わったら新ドラマの打ち合わせ&撮影で、それでお菓子のイベント出席。」


『えー。今日も忙しい…』


「美希チャンはこの世界が好きだから入ったんでしょ?」


『…そうだけど…』


「だったら頑張れ☆」


『…うん。』



菜穂チャンは頼りない存在だけど


私の一番の理解者。