案の定予想は当たった。
黒板には彼女の可愛い文字で
〝間中ありさ〟
と書かれていた。
「 やっぱり.. 」
私がそう呟くと間中さんが
一点を見つめていた。
視線の先は陽太。
で、陽太の視線の先は
間中さんなわけで..、
そりゃ、知り合い同士なら
見つめ合って当然。
でも間中さんの目には
涙が溜まってて。
陽太も凄く
嬉しそうな顔をしている。
駄目だ。
胸が
かなり痛い。
陽太の横顔をこんなに
切ない思いで見たのは
初めてだった。
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