それにあわせて私も
静かに席についた。

担任が来るまで
5分程度時間がある。

5分、たった5分でも、
この変な空気の中で5分を
過ごすのはかなり辛かった。

私はなんとか沈黙から
逃れようと、眠くもないけど

顔をうずめて
寝たフリをした。


「 はいおはよー
日直、号令 」


私は寝ているフリを
してるつもりが、本当に
寝てしまったようで

担任の声に目が覚めた。


「 ..あ 」


顔をあげると、
いやな予感命中。

担任のうしろには
栗色の髪をした可愛い子が
姿を現した。


( まさか、この子が
さっきの手紙の―… )