「 やっぱり 」
そう言って陽太は
静かに寂しく笑った。
「 周りから見ても俺ら、
変ってわかるんだな 」
「 …変、 」
「 高橋と俺、なんか
壁ができた気がする 」
「 … 」
図星だった。
私達には、友達のころには
全くなかった壁が
自然に作られていた。
「 …このままでいいのかな 」
そう、その笑顔。
その笑顔を付き合ってから
よく見るようになった。
寂しそうな笑顔。
笑ってない笑顔。
このままじゃ良くないって
わかってる。
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