体操着は少し土がついてる。
陽太は昼休みいつも
サッカーで遊んでいた。
彼女の前はよく奈々と
真島さんで見学しに
いってたのを思い出した。
「 話って何? 」
陽太はそう言って、
私が座ってる席の前の椅子を
反対にしてから座った。
「 話? 」
「 石原が..絢が話
あるから教室来いって 」
「 え、あっ、あぁー… 」
( 奈々の奴ーっ!! )
「 話っていうのはね、
そのーあのー…んと.. 」
話、
わざわざ教室に呼び出す人が
する話ってなんだろう。
告白?
いや、もうつきあってるし!
別れ話?
いや、まだでしょ!
「 特にない? 」
「 えっ..と、ごめん
奈々が勝手に… 」
私何言ってんの?
一々言う必要ないじゃん。
馬鹿だよ。
早くこの場から去りたい、