〝内側の私〟の考えを
変えるため、潤に相談した。
「 やっぱ新しい恋だよねー 」
潤の部屋にある変な
キャラ(?)の枕を抱きしめた。
潤は相変わらずテレビ
ばかり見ている。
「 聞いてよー! 」
私は枕を投げつけた。
これから私は当分、
恋愛は無縁になる。
と、思ってた..、
「 陽太ーっ
英語の宿題見せてー 」
学校の隣の席の陽太。
日に焼けてて
爽やかなサッカー少年。
「 また? 」
「 ごめんー、
またなんかおごるっ! 」
私は顔の前で手をあわせた。
すると頭に軽い痛み。
私の頭の上には、
陽太の英語のノート。
「 これで終わりな? 」
「 よーたー!!!
まじありがと!!! 」