「 俺トイレ行ってくるから.
そのうちにちゃんと言え 」
潤はそれだけ言い残して
部屋から出てってしまった。
多分、私が先輩に
告りやすいように、
部屋にひとりにして
くれたんだと思う。
私は再び深呼吸してから
一気に言った。
「 あたし前から
先輩の事が好きでした! 」
( …言った )
心臓は高まる一方で、
先輩からの返事を待った。
「 ありがとう 」
その言葉が、
私の胸に響いた。
その言葉を聞いてから
涙が溢れた。
「 ―っ..先輩、あたし..
あたしまだ先輩の事
好きでいてもいいですか? 」