「 相談があるって言われて

先輩、奈々が
好きなんだってさ、

それ応援してくれ、って 」

「 それで? 」

「 応援するって言った 」

「 する気あんの? 」
「 全くない 」


その言葉に、思わず
私も潤も笑った。

でもね?
私まだ、泣きやんでなくて。

さっきからずっと頭の中は
真っ暗で、意味不明で。

潤、


( あたし笑えてる? )


カレーを食べ終わってから、
潤の部屋で私は愚痴を
聞いてもらってた。

もちろん潤はかなり
飽きてるけど。


「 なーんで奈々が
いいのかなあ、

タオル貸したのも
怪我の手当ても

全部あたしなのにさー?? 」