大人しいけど、毎日笑顔で俺を癒してくれたし、勉強においても刺激し合えて毎日が充実していた。

そんな中、俺たちが付き合い始めて半年が経とうという頃。

「え、別れた?」

「おうよ」

よく一緒に遊んでいたサトシが、彼女と別れたらしい。

話しを聞くと、原因はサトシの浮気。

「女の子泣かすなんて…」

「まあなぁ。俺も悪かったけどさぁ」

反省しているのかどうなのか。

サトシは別れ際に彼女に叩かれたとい言う左ほほをさすりながら苦笑いしていた。

「タケシは浮気とかしないだろうけど、まあ気をつけろよ」

「何を気をつけるんだよ。浮気とかありえねー」

それでもすぐに新彼女を見つけたサトシは、相変わらず彼女以外の女の子とクラブで遊んだりしていて。

呆れつつも、俺の忠告を聞くこと無くすぐに彼女に振られてまた新しい彼女を作ることを繰り返していた。