夜のお店が犇く中から
市居くんのお店「マーメイド」を探し出し、
入り口についた。
そこには、
ホストが2人、待ち構えていて、
招待状を確認すると、
階下へと続く階段を、手を引きながら後ろの私たちを気遣い一緒に降りてくれる。
すごいな、今のホストクラブって、こんなことまでするの?!
すごーいっ!
感心しながら店のドアに連れて行かれた。
美耶子を見ると
表情変えず、
されて当然の如く
女王様のように堂々としていた。
流石の美耶子先生。
店の中に促され、
一歩足を踏み入れると、
眩しいくらいの華やかな空間が広がった。