「そうよ
過去も今も全て。
そういう覚悟がないと
私も、実を託せないから」
そう言われて、
考えてしまった…
今の俺にはきっと無理だ・・・
「先生、ありがと…」
「ふふ、アンタなら
すぐに彼女見つかるわよ
ただし…
その性格直したら、だけどー」
「きっつー、先生」
「ふふっ、
まぁ頑張んなさーい
時間はいっぱいあるんだから」
俺の肩をポンっと叩き、
部屋の奥へと消えていった。
「先生、また遊びに来ていー?」
いーわよー、手土産持ってねー
と奥から返事が聞こえた。
俺は、先生の部屋を後にし、まだ昼休みの時間が残っていたのでいつものカフェに駆けて行った。