木下 勝。19才。
トラック運転手。
何度かメールして、彼が得意なカラオケで初めて遊ぶ事になった。
ドキドキの瞬間だ。前の日から自分なりに頑張って
髪型やメイクを研究した。
まぁ小豚は小豚だけど…
約束の時間。
彼は車で現れた。


印象は…



微妙。


顔もイマイチだし、背も小さい。
頑張ってネックレスとかしてるけど
なんかダサい。

むこうの反応も微妙だった。
同じような事を思ったのだろぅ


とりあえず約束どうり近所のカラオケ屋に向かった。
微妙な空気の中 彼の得意な歌を聞いたけど…これまた微妙。
なんとなく重い空気の中、時は流れ 急に彼が手を握ってきた。
驚いたあたしは
『ふふ…』
笑いながら手を引っ込めた。
『は?これだけ?』彼とは、その後 全く連絡が取れなかった。